NPO法人 パッシブ地中熱 大地の風  
 
  
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真夏の電力不足・・・    

【 真夏のある日の消費電力の例 〜現状〜 】
ここ数年、真夏にニュースでよく耳にするようになった電力不足。特に東日本大震災での原発事故後、電力事情が激変しますます厳しいものとなってきました。もしも真夏の日中に電気が足りなくて停電になってしまったら・・・冷房が切れたオフィス内や住宅内の温度はみるみる上昇し蒸し風呂状態に・・・考えただけでもゾッとします。
そのため多くの企業やご家庭へ「節電のご協力」を呼びかけるCMなども見られるようになりました。

では、電力は24時間ず〜っと足りていない状態なのでしょうか???

実は足りていないのは、使用量が最も集中する真夏の日中のピーク時(13〜16時頃)だけなのです。そしてその原因の50%以上は「エアコン」なのだそうです。

このピーク時の電力消費を抑えることができたら、又は消費量が最も少ない深夜にシフトできたら・・・この問題は解決ですよね。





【 夏の日中(14時頃)の消費電力(全世帯平均)】



※資源エネルギー庁推計
           
         
         
   地中熱+夜間冷気+蓄熱層→ピークカット!
【 真夏のある日の消費電力の例 〜未来?〜 】
ピークカットの図 「パッシブ地中熱利用 大地の風」では常に安定した地中熱の利用に加えて、最も外気温が下がる夜間の冷気を基礎の蓄熱層に蓄冷させ、それを日中に利用できるので、ピーク時の電力使用量を抑えることができます。
仮にピートポンプをプラスする場合でも、電力消費量がもっとも低い深夜に稼働させて基礎蓄熱層に蓄冷(蓄熱)させるので消費電力のピークシフトも可能になるのです。

電力不足、停電・・・これらの問題を解決するのは、みなさんの足元に眠っている大地のエネルギーかもしれません。
         
           
             
もしも・・・のシミュレーション

【 もしも夏のピーク時にパッシブ地中熱で乗り切れたとしたら 】
ちなみに、真夏の日中の電力使用ピーク時間帯に、もしもエアコンを使用せず「パッシブ地中熱」だけで乗り切れたとしたら・・・いったいどの位の削減になるのか計算してみました。(右の図)
通常の戸建て住宅で、約6.79kw/hの削減に。1軒あたりの削減率はわずかなようですが、例えば15万世帯でこのような暮らしが実現すれば削減量は100万kw・・・なんと!! 原発1基分に相当するのです。
※ちなみに国内の新設戸建て住宅の着工数は年間約30万戸なので、15万戸はその半分。
勿論、あくまでも自然の熱源なのでエアコンのようにキンキンに冷やすことはできませんが、原発事故後、これまでの暮らし方や価値観を見直し、このようななるべくエアコンに頼らない生活をされる方が増えてきているのも事実です。


※左の一般住宅は、エアコンを使用している部屋が65%と仮定した場合の数値
           
           
           
           
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